
面接の最後に必ずある「何か質問はありますか?」の時間。
これ、ただの儀式だと思っていませんか?実はここ、面接官が「あなたの準備度・本気度・思考力」を一気にジャッジするタイミングです。
逆質問で印象を上げる人もいれば、ここで評価をガクッと下げてしまう人も…。
今回は、現役面接官の視点から「やってはいけない逆質問」を7つご紹介します。さらに、それぞれのNGを好印象に変える聞き方例もセットで解説します。
① 「特にありません」
- NG理由:準備不足・興味がないと見られる
- 面接官は「せっかく時間を取ったのに…」と感じます。
- 「準備してきていない=志望度が低い」と判断されやすいです。
💡 好印象に変える例
「本日のお話で多くの疑問が解消しましたが、1点だけお伺いしたいです。入社後、最初の3か月間で特に意識すべきことは何でしょうか?」
② 「給料・休日・福利厚生」の直球質問
- NG理由:待遇だけが目的に見える
- 条件面は大事ですが、初回面接でこれだけ聞くのは印象ダウン。
💡 好印象に変える例
「御社では成果を出した社員にはどのような評価やフィードバックがあるのか、具体例をお聞かせいただけますか?」
(※待遇より「成長・評価の仕組み」にフォーカス)
③ すでにHPや募集要項に載っていることを聞く
- NG理由:「調べていない人」と思われる
- 公式情報をそのまま聞くのは準備不足の証拠です。
💡 好印象に変える例
「御社のHPで拝見した『〇〇プロジェクト』について、現場の反応や手応えを直接お伺いできますか?」
④ 面接官を試すような質問
- NG理由:挑発的・上から目線に見える
- 「御社の強みは何ですか?」のように、相手を試す質問は避けましょう。
💡 好印象に変える例
「御社で働く中で、面接官ご自身が特にやりがいを感じた瞬間をお聞きできますか?」
⑤ ネガティブな前提の質問
- NG理由:批判的な印象になる
- 「離職率が高いと聞きましたが…」は地雷。
💡 好印象に変える例
「社員が長く働けるように、職場環境で工夫されていることがあれば教えていただけますか?」
⑥ 自分の不安をぶつけすぎる
- NG理由:自己完結していない不安を垂れ流すとマイナス
- 「私、〇〇が苦手なんですが大丈夫ですか?」は避けましょう。
💡 好印象に変える例
「入社までに〇〇スキルを強化したいと考えています。効果的な学び方や参考になる資料があれば教えていただけますか?」
⑦ 話が広がらない単発質問
- NG理由:その場を埋めるだけの逆質問は印象が薄い
- 面接官も「それだけ?」となります。
💡 好印象に変える例
「今後の事業方針について、〇〇の分野での展望をお聞きしたいです。それに向けて社員がどんなスキルを求められるのかも知りたいです。」
まとめ
逆質問は、最後に印象を爆上げできるチャンスです。
ポイントは、
- 公式情報だけで完結する質問は避ける
- 相手の経験や意見を引き出す
- 前向きな姿勢を見せる
この3つを押さえれば、同じ「逆質問」でも印象は段違い。
面接は最初と最後が特に記憶に残ります。
逆質問でスマートに締めて、好印象のまま面接室を出ましょう。